あいにくの雨模様。
まだ薄暗い午前6時ごろ、
ハニカミ王子は愛知カンツリークラブに姿を見せた。
ハニカミ王子本人、今年一番の目標だと語る日本アマチュア選手権のタイトル。
並み居る強豪選手を相手にどこまで輝けるか。
この日の
ハニカミ王子はリラックスしていた。
薄ピンクのポロシャツに白のズボン、赤のサンバイザーという、さわやかないでたちでティーグラウンドに立った
ハニカミ王子。
大会主催者が厳重な警戒態勢を敷く中、若い女性からの声援に手をあげて笑顔で応える余裕も見せた。
ハニカミ王子は午前8時前に競技を開始。
10番(パー5)からスタート。5ホール目の14番(パー5)で初バーディーを奪うなど、4バーディー、1ボギーの71(パー74)で回った。
初日は8位の好スタート。
この日雨でしかも平日にもかかわらず
ハニカミ王子を見に集まったファンは1036人。
しかし4000人のファンを見込んで弁当を1500個用意していた主催者側。
思わぬ雨のお陰で弁当が売れ残ってしまった。
例年なら選手の家族や関係者だけで人もまばらな大会に、早朝から多くのギャラリーと報道陣が熱い視線を送った。
−−初日終えてみて
「思っていた通り、楽しくてレベルの高い大会ですね。緊張感のあるプレーをすることができました」
−−自分のプレーと笑顔を採点すると
「プレーは70点。悪くありませんでした。笑顔は、うーん、83点ですね。楽しく回れました」
−天気が崩れましたが
「傘はさしましたが、集中できていましたし、そんなにイヤじゃありませんでした」
−−昨年よりスコアが上がりました
「耐え抜いたゴルフで3アンダー。昨年とは違う手ごたえを感じています。思ったより上位に入れましたし、
明日につながるゴルフができましたね」
「名古屋の方々は関東に比べて視線が熱い気がします。応援も一声一声がグサッと来る感じで…」
−−パットがあと一転がりという場面がいくつかありました
「ああいう入れると大きい場面で決めるのには、運も必要だと思っています。今日は運がよくなかった」
ー−今日のドライバーは
「ドライバーには自信がありますし、ラフに行ってもいいというつもりで、ずっと良いティーショットが打て ました。100点満点です」
−−パットについて
「パットはいつ入るようになるか分からないのがゴルフですし、なるべくジャストタッチで打って行こうと思 っています。ショットでガンガン攻めていれば、そのうち…」
−−6Hは練習のように1オンとはなりませんでした。永野選手のように刻むことは考えていますか?
「1人1人攻め方は違いますよね。自分のゴルフを最後まで貫くつもりです」
−−では、6Hも悔やむ点はパットですか
「もうちょっとパター君が…。『たまには入ってくれよ』とパターに話しかけたりもしていました」
−−今大会はマンシングウェアと同じく塘田(とうだ)隼也さんがバッグを担いでいます。アドバイスなどはあ りましたか
「練習日に『バックスイングが早い』と言ってくれましたが、今日はプレーに関しては特にありませんでした。 9Hでアプローチがオーバーしたときには『気持ちを切り替えろ』と言ってくれました」
−−マンシングウェアの時から変わったことは
「隼也君にボールを手渡ししていたのを、今回投げて渡すようにしてみたんですよ。プロ選手がやっているの を真似して…。出来ですか? まだまたこれから成長する感じですね。40点です」
−−明日に向けて一言お願いします
「今日のゴルフは悪くなったので、明日一日精一杯笑顔を出して、皆さんに喜んでもらえるようなゴルフをし たいですね」
去年とは全く違った確かな手ごたえを胸に二日目の戦いに闘志を燃やす
ハニカミ王子だった。